JetStreamとは
Laravel Jetstreamは、Laravelフレームワークでアプリケーションを構築するためのアプリケーションスターターキットです。以下に、Laravel Jetstreamの主な特徴と詳細を示します。
アプリケーションスターターキット
Laravel Jetstreamは、Laravelフレームワークでアプリケーションを構築するためのアプリケーションスターターキットです。以下に、Laravel Jetstreamの主な特徴と詳細を示します。
デザイン
Laravel Jetstreamは、Tailwind CSSを使用してデザインされており、LivewireとInertiaの2つの選択肢を提供します。
オープンソースと無料
Laravel Jetstreamはオープンソースであり、無料で利用できます。また、Laravelチームによって維持されています。
利用可能なスタック
Laravel Jetstreamは、Livewire + BladeおよびInertia + Vueの2つのスタックを提供します。
認証スキャフォールディング
プロフィール管理、二要素認証、APIトークン(Laravel Sanctumを使用)、チーム管理、およびマルチセッション管理など、必要な認証と認可のフレームワークを提供します。
プロフィールとチーム管理
ユーザーは自分のプロフィール情報を管理し、チームを作成および管理することができます。
これらの特徴により、Laravel Jetstreamはアプリケーション開発の速度を向上させ、開発者が繰り返し作業を減らし、アプリケーションの主要部分に焦点を合わせることができます。また、Laravel Jetstreamは、現代的でユーザーフレンドリーなUIを持つ、しっかりと構築されたアプリケーションの基盤を提供します。
Node.jsのインストール
JetStreamをインストールするには、Node.jsが必要ですので、インストールしていない方は、下記を参考にインストールして下さい。
パッケージマネージャーを使用する方法
Ubuntuのパッケージマネージャを使用してNode.jsをインストールするのは簡単で、以下のコマンドを実行します
sudo apt-get update
sudo apt-get install nodejs
sudo apt-get install npm
nvmを使用する方法
nvm(Node Version Manage)は、システム上で複数のNode.jsのバージョンを管理することができるツールです。
GitHubのページのInstalling and Updatingの箇所で最新版を確認して、curl か wget でインストールします。
利用可能バージョンの確認
下記のコマンドで利用可能なバージョンを確認します。
nvm list
バージョンの切り替え
複数のバージョンをインストールしている場合は、下記のコマンドでバージョンを切り替えできます。
nvm use [バージョン番号]
尚、安定版の場合は名前がついていますので、みだりにある名前でインストールできます。
nvm use lts/hydrogen
JetStreamのインストール
ここでは、LaravelプロジェクトにJetstreamをインストールする手順を詳細に説明します。Jetstreamは、Laravelのアプリケーションスターターキットであり、LivewireやInertia.jsと組み合わせて使用することができます。この手順では、Livewireとの組み合わせを選択し、チーム管理機能を有効にしています。
JetStreamをプロジェクトに追加
まず、プロジェクト内に移動します。
cd /var/www/laravel
そして、composerで下記コマンドを実行します。
composer require laravel/jetstream
これにより、Jetstreamパッケージがプロジェクトに追加され、依存関係が解決されます。
Jetstreamのセットアップ
次に、Artisanコマンドを使用してJetstreamをセットアップします。このコマンドは、Livewireとチーム管理機能を使用するようにJetstreamを構成します。
php artisan jetstream:install livewire --teams
依存関係のインストールとビルド
Jetstreamは、フロントエンドの依存関係を持っています。これらの依存関係をインストールし、ビルドするために、以下のコマンドを実行します。
npm install && npm run build
npm install は、必要なNode.jsのパッケージをインストールし、npm run buildは、リソースをビルドしてプロジェクトにバンドルします。
データベースのマイグレーション
最後に、Artisanコマンドを使用してデータベースのマイグレーションを実行します。これにより、Jetstreamが必要とするデータベースのテーブルと構造がセットアップされます。
php artisan migrate
このコマンドは、新しいデータベースのテーブルを作成し、既存のテーブルを更新します。
これで、LaravelプロジェクトにJetstreamがインストールされ、Livewireとチーム管理機能がセットアップされました。これにより、アプリケーションの基本的な認証、登録、プロフィール管理、およびチーム管理機能が利用できるようになります。
下記の様にテーブルが自動生成されました。
新しいLoginとRegisterのリンクが作成されています。
Registerをクリックすると、下記の様なユーザー登録フォームが表示されます。
登録すると下記の様なダッシュボードページへ移動します。
追加:JetStreamの日本語化
日本語化パッケージのインストール
composer require askdkc/breezejp --dev
artisanコマンドで実行
php artisan breezejp
パーミッションエラー時の対応
sudo chown -R www-data:www-data /var/www/laravel/resources/lang
sudo chmod -R 775 /var/www/laravel/resources/lang
キャッシュクリアして再度artisanコマンドの実行
php artisan cache:clear
php artisan config:clear
コメント