UbuntuにMariaDBのインストール

Ubuntu22.04にMariaDBをインストールしたいと思います。

目次

パッケージの更新

まず最初にaptを使用したパッケージインデックスを更新します。

sudo apt update
sudo apt upgrade

MariaDBをインストールする

そし下記コマンドで、MariaDBをインストールします。

sudo apt install -y mariadb-server

MariaDBの初期設定

mysql_secure_installation

mysql_secure_installationセキュリティスクリプトを実行して、サーバーへのアクセスを制限する

sudo mysql_secure_installation

rootパスワードは空白

rootパスワードを尋ねられますが、そのままEnterします。

新規rootパスワード設定

set root password でパスワードを設定するか尋ねられますが、 n してEnter

以降は全てy

以降は、全て y と入力してEnterします。

管理ユーザーの作成

MariaDBを起動

sudo mariadb

新規ユーザーの作成

root権限とパスワードベースのアクセスを持つ新しいユーザーを作成します。

GRANT ALL ON *.* TO '<ユーザー名>'@'%' IDENTIFIED BY '<パスワード>' WITH GRANT OPTION;

下記は、ユーザー名 hide パスワードを passwordとした場合の作成例です。

GRANT ALL ON *.* TO 'hide'@'%' IDENTIFIED BY 'password' WITH GRANT OPTION;

権限のフラッシュ

現在のセッションで保存されており利用できることを確認するために、権限をフラッシュします。

FLUSH PRIVILEGES;

MariaDBの終了

この後、MariaDBシェルを終了します。

exit;

MariaDBのテスト

ステータスの確認

デフォルトリポジトリからインストールされた場合、MariaDBは自動的に実行を開始します。これをテストするには、ステータスを確認してください。

sudo systemctl status mariadb

activeを確認

activeと表示されていたらOKです。

ステータスの終了

Ctrl+c で 終了できます。
追加のチェックとして、管理コマンドを実行できるクライアントである mysqladmin ツールを使用してデータベースへの接続を試すことができます。 例えば、このコマンドは、Unixソケットを使用してrootとしてMariaDBに接続し、バージョンを返します。

バージョン確認

下記コマンドでMariaDBとmysqladminのバージョンが確認できます。

sudo mysqladmin version

下記の様に表示されました。

別のユーザーで確認

パスワード認証で別の管理ユーザーを設定した場合は、次のように入力することで同じ操作を実行できます。hide は個人ユーザー名です。

mysqladmin -u hide -p version

Mariadbへ接続

次のいづれかのコマンドで接続可能です。(rootユーザ、パスワード無しの場合)

  • sudo mariadb -u root -p
  • sudo mariadb
  • sudo mysql -u root -p
  • sudo mysql
  • sudo mariadb -u hide -p

ユーザーの追加

ユーザーの確認

下記コマンドでユーザーを確認します。

select user,host from mysql.user;
MariaDB [(none)]> select user,host from mysql.user;
+------+-----------+
| user | host      |
+------+-----------+
| hide | localhost |
| root | localhost |
+------+-----------+
2 rows in set (0.002 sec)

ユーザーの追加

CREATE USER '<ユーザー>'@<ホスト> IDENTIFIED BY '<パスワード>';

ユーザの権限変更

GRANT ALL PRIVILEGES ON <データベース>.<テーブル> TO '<ユーザー>'@<ホスト>;
FLUSH PRIVILEGES;

phpmyadminデータベースの確認

phpmyadminという名前のデータベースがあるかどうかを確認します。

SHOW DATABASES;

無ければ、下記でデータベースを作成します。

CREATE DATABASE phpmyadmin;

phpmyadminという名前の新しいユーザーを作成し、そのユーザーにphpmyadminデータベースへのフルアクセス権限を付与します。

CREATE USER 'phpmyadmin'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
GRANT ALL PRIVILEGES ON phpmyadmin.* TO 'phpmyadmin'@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;

次に、phpmyadminデータベースに必要なテーブルを作成します。これには、phpMyAdminのインストールディレクトリ内のcreate_tables.sqlという名前のSQLスクリプトを使用します。通常、このスクリプトは /usr/share/phpmyadmin/sql/create_tables.sql にありますが、インストール方法により異なる場合があります。このスクリプトをMySQL/MariaDBにインポートするには、次のコマンドを実行します:

mysql -u hide -p phpmyadmin < /usr/share/phpmyadmin/sql/create_tables.sql;

最後に、phpMyAdminの設定ファイルconfig.inc.phpを編集して、新しく作成したデータベースとユーザーの詳細を反映させます。

$cfg['Servers'][$i]['controluser'] = 'phpmyadmin';
$cfg['Servers'][$i]['controlpass'] = 'password';
$cfg['Servers'][$i]['pmadb'] = 'phpmyadmin';
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